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VOL. I·ISSUE 109·2026年4月10日·テクノロジー
特集 · Lead Story

53年ぶりに人類が月を回った ― アルテミス2、今夜地球に帰還

NASAのアルテミス2が53年ぶりの有人月周回飛行を成功させ、アポロ13号の最遠到達記録を更新。宇宙飛行士4名は月面からわずか6,500kmを通過し、人類未踏の月の裏側を撮影。日本時間4月11日午前9時頃、太平洋に着水予定。

By PRISM 編集部2026年4月10日出典: NASA / NBC News / CBS News / 日経新聞 / sorae💬 456

53年前、アポロ17号の宇宙飛行士が最後に月を離れた。そして2026年4月、人類は再び月に戻った。

打ち上げから月周回まで

4月1日、NASAのSLS(スペース・ローンチ・システム)ロケットがケネディ宇宙センターから打ち上げられた。搭乗したのは4人の宇宙飛行士。

・リード・ワイズマン(NASA、船長)

・ビクター・グローバー(NASA、パイロット)

・クリスティーナ・コック(NASA、ミッションスペシャリスト)

・ジェレミー・ハンセン(カナダ宇宙庁、ミッションスペシャリスト)

4月6日、オリオン宇宙船は月面からわずか約6,500km(4,067マイル)の距離を通過。地球から約40万km離れた地点に到達し、1970年のアポロ13号が保持していた「人類が地球から最も遠くまで旅した記録」を更新した。

「信じられない体験」

宇宙船内から行われた記者会見で、宇宙飛行士たちは月周回の感動を語った。

パイロットのビクター・グローバーは「まるでSF映画のワンシーンのようだった。月の大部分が見えるんですよ。こんなに細かいところまで観察できるなんて素晴らしい」と興奮気味に語った。さらに「私たちは脆弱な惑星の上で、宇宙の真空の中に生きている。それが改めて実感できた」と語った。

カナダ宇宙庁のジェレミー・ハンセンは「地球に住めていることを、とても幸運に思うべきだ」と話した。

人類未踏の光景

アルテミス2のクルーが撮影した月の写真には、人類がこれまで見たことのない領域が含まれていた。さらに、宇宙空間からの珍しい日食も捉えた。クルーはこの光景を「信じられない」と表現した。

クリスティーナ・コックは地球との通信が再開された際、こう語った。「私たちは宇宙を探査し、研究ステーションを建設し、人々にインスピレーションを与え続けるでしょう。しかし、最終的には常に地球を選びます。そして、常に互いを選びます」。

2019年に世界初の女性のみの船外活動を共にしたコックと、国際宇宙ステーションのジェシカ・メアが宇宙空間で再びつながり、感動的な交信を交わす場面もあった。

トランプ大統領からの祝辞

ドナルド・トランプ大統領は宇宙飛行士たちに祝意を伝える電話をかけ、「現代の開拓者」と称えた。アリゾナ州選出のマ

ーク・ケリー上院議員は「政治的に分裂している今、国が一つになれるポジティブなことが起きた」とコメントした。

今夜、帰還

約10日間のミッションを終え、オリオン宇宙船は地球への帰路についている。着水は米東部夏時間4月10日午後8時7分(日本時間4月11日午前9時7分頃)、サンディエゴ沖の太平洋に予定されている。

回収チームがヘリコプターでクルーを回収し、強襲揚陸艦「ジョン・P・マーサ」に移送。医学検査の後、ヒューストンのジョンソン宇宙センターに向かう。

次はアルテミス3 ― 人類の月面着陸

アルテミス2は月を周回するテスト飛行だった。次のアルテミス3では、2028年に人類が実際に月面に降り立つ計画だ。

53年の空白を経て、人類は月への道を再び歩き始めた。

— Reactions —

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— World's Reactions · 世間の反応 · 456
🏷 著名人の反応4
Vi
Victor GloverNASA パイロット / アルテミス2クルー

まるでSF映画のワンシーンのようだった。私たちは脆弱な惑星の上で、宇宙の真空の中に生きている。それが改めて実感できた。

Ch
Christina KochNASA ミッションスペシャリスト / アルテミス2クルー

私たちは宇宙を探査し、研究ステーションを建設し 、人々にインスピレーションを与え続けるでしょう。しかし、最終的には常に地球を選びます。そして、常に互いを選びます。

Je
Jeremy Hansenカナダ宇宙庁 ミッションスペシャリスト / アルテミス2クルー

地球に住めていることを、とても幸運に思うべきだ。このミッションは私の世界観を変えたというより、確信に変えた。

Ma
Mark Kelly米上院議員(アリゾナ州)/ 元宇宙飛行士
記者会見

政治的に分裂している今、国が一つになれるポジティブなことが起きた。他の国にはできないことを、私たちは一緒にやっている。

🔥 注目コメント3
sp
space_fan_tokyo宇宙ファン
X· 15K followers

クリスティーナ・コックの「最終的には常に地球を選びます。そして、常に互いを選びます」が今年のベストスピーチ。宇宙に行った人にしか言えない 重み。

so
sorae_editor宇宙メディア記者
X· 45K followers

53年ぶり。この言葉の重さ。アポロ17号の時に生まれた人がもう53歳。一世代まるごと月を見上げるだけだった人類が、やっと戻った。

sc
science_teacher_jp理科教師
X· 8K followers

今日の授業でアルテミス2の話をしたら、生徒が「先生、僕らが大人になったら月に行ける?」って。2028年のアルテミス3が成功したら、この子たちの 世代は本当に月に行けるかもしれない。

🌍 海外の反応2
u/
u/space_enthusiastr/space

Apollo 13 had to swing around the moon because of an emergency. Artemis 2 did it on purpose, broke the record, and is coming home safe. That is 53 years of progress.

u/
u/astro_photographerr/astrophotography

The lunar flyby photos are breathtaking. Regions no human has ever seen with their own eyes. And the in-space solar eclipse? That alone makes this mission historic.

💼 専門家の見解2
宙畑
宙畑(sorabatake)宇宙ビジネスメディア

アポロ17号以来53年ぶりとなる有人月周回ミッション。人類史上最も遠い場所に到達し、2028年の有人着陸に 向けテスト飛行が本格始動した。アルテミス計画は「月に行く」だけでなく「月に住む」ための第一歩だ。

日経
日経新聞日本経済新聞

アルテミス2の乗組員は月周回を「信じられない体験」と表現。宇宙船内で行われた会見で、人類が再び月を目指す意義を語った。