昼は建築家、夜は殺人犯 ― 30年間正体を隠し続けた男が8人殺害を自白
NYギルゴビーチ連続殺人事件。建築家レックス・ホイアマンが法廷で8人の女性の殺害を自白し有罪を認めた。1993年から2010年にかけて犯行を 重ね、2023年に逮捕されるまで30年間、普通の建築家として暮らしていた。
ニューヨーク、ロングアイランド。美しい海岸線で知られるギルゴビーチ周辺で、17年間にわたり女性の遺体が発見されてきた。そして4月8日
、この事件の犯人がついに法廷で全てを認めた。
建築家の二重生活
レックス・ホイアマン、62歳。ニューヨーク市で建築事務所を経営す
る、一見普通の男だった。
昼間はマンハッタンで建築設計に従事し、妻と子供たちと郊外の家で暮らす。誰も、この穏やかな建築家が30年にわ
たって8人の女性を殺害していたとは想像しなかった。
8人の命
法廷でホイアマンは、8人全員の死因が絞殺であると証言した。
有罪
を認めた7人の被害者:メリッサ・バーセレミー、メーガン・ウォーターマン、アンバー・コステロ、サンドラ・コスティラ、ヴァレリー・マック
、ジェシカ・テイラー、モーリーン・ブレイナード=バーンズ。さらに、起訴はされていないものの8人目の被害者カレン・ヴァーガタの殺害も認
めた。
犯行は1993年から2010年にかけて行われた。被害者の多くはセックスワーカーで、遺体はギルゴビーチ周辺に遺棄された。
30年間の逃亡
最初の遺体が発見されたのは2010年。しかしホイアマンの逮捕は2023年まで待たなければならなかった。13年間の捜査の末、DNA
証拠が彼を犯人として特定した。
逮捕時、ホイアマンは無罪を主張していた。しかし今回、全ての殺人について有罪を認めた。量刑は6月17日
に言い渡される予定で、仮釈放なしの終身刑が確実視されている。
事件が問いかけるもの
30年間、8人の女性が消えた。そしてその間、
犯人は普通の市民として社会に溶け込んでいた。建築物を設計し、税金を払い、近所付き合いをしていた。
「Oh, you like serial
killers?(連続殺人犯が好きなの?)」。ホイアマンが過去に知人にかけたとされる不気味な言葉が、今となっては背筋の凍る告白に聞こえる。
— Reactions —
30年間、隣人として普通に暮らしてた男が8人殺してた。これが一番怖い。モンスターは角を生やしてない。
被害者の多くがセックスワーカーだったことが、捜査の遅れに直結している。社会が「見えない存在」として扱った人々が犠牲にな った。これは司法の問題でもある。
同業者として吐き気がする。建築という仕事は人の生活を設計する仕事なのに、この男は人の命を奪い続けていた。
I drove past his house hundreds of times. Normal suburban home, normal car in the driveway. 30 years. The banality of evil is real.
DNA technology finally caught him in 2023 after decades. Imagine how many cold cases could be solved if forensic databases were more comprehensive. Science won this round.
この事件は3つの教訓を残す。①DNAテクノロジーの進歩が冷凍事件を解決する鍵になること、②セックスワーカーの被害が体系的に軽視されてきた こと、③連続殺人犯は「普通」に見える人物であることが多いこと。